『ローカルボクサーと貧困世界〔増補新装版〕』イベント開催!(3/1 大阪)

ローカルボクサーと貧困世界〔増補新装版〕』の刊行を記念して、著者の石岡丈昇さん、推薦をいただいた歴史学者の藤原辰史さん、そして小説家の津村記久子さんの鼎談を開催いたします。

日 時:3/1(金)open 18:00 start 19:00
会 場:梅田 ラテラル
参加費:【会場】前売 2,000円/当日2,500円 【配信】2,000円

食事や農業など、歴史の中に埋もれた人々の暮らしを掘り起こす藤原辰史さん、働いたり食べたり、日常の動作から濃密な作品世界を立ち上げる津村記久子さん、石岡作品を愛するおふたりを迎えて、暮らしを書くことの意味を考えます。

参加をご希望の方は、以下のリンクよりお申し込みください。
https://lateral-osaka.com/schedule/2024-03-01-10655/


登壇者(敬称略)

●石岡丈昇
1977年岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院教育学研究院准教授を経て、現在、日本大学文理学部社会学科教授。単著に『ローカルボクサーと貧困世界』(世界思想社)、『タイミングの社会学――ディテールを書くエスノグラフィー』(青土社)がある。共著に、『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』(岸政彦・丸山里美と共著、有斐閣)、『生活史論集』(岸政彦編、ナカニシヤ出版)などがある。

●藤原辰史
1976年、北海道旭川市生まれ。島根県奥出雲町で育つ。2002年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。博士(人間・環境学)。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農と食の現代史。著書に、『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005年/新装版2012年/第1回日本ドイツ学会奨励賞)、『カブラの冬』(人文書院、2011年)、『ナチスのキッチン』(水声社、2012年/決定版:共和国、2016年/第1回河合隼雄学芸賞)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館、2012年)、『食べること考えること』(共和国、2014年)、『トラクターの世界史』(中公新書、2017年)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書、2017年)、『給食の歴史』(岩波新書、2018年/第10回辻静雄食文化賞)、『食べるとはどういうことか』(農山漁村文化協会、2019年)、『分解の哲学』(青土社、2019年/第41回サントリー学芸賞)、『縁食論』(ミシマ社、2020年)、『農の原理の史的研究』(創元社、2021年)、『植物考』(生きのびるブックス、2022年)などがある。

●津村記久子
1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル」で紫式部文学賞、2023年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の作品に『アレグリアとは仕事はできない』『カソウスキの行方』『サキの忘れ物』『やりなおし世界文学』など。

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