海域世界の民族誌

フィリピン島嶼部における移動・生業・アイデンティティ

海域世界の民族誌
著者 関 恒樹
ジャンル 人類学・民俗学
出版年月日 2007/02/28
ISBN 9784790712435
判型・ページ数 A5・372ページ
定価 5,280円(本体4,800円)
在庫 在庫僅少

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ビサヤ諸島の事例を中心に、非対称的な支配・被支配関係や不均衡な力の階層構造のもとで、人々はどのような生計戦略をとり、どのようにアイデンティティを構築するのか。彼らの日常的実践を描き出し、海域社会研究への新たな視座を提示する。
序 章 海域世界における日常的実践

●第I部 セブアノ漁民の生計戦略の展開
 第1章 生計戦略の史的展開
 第2章 生計戦略の今日的動態 ― 季節移動の諸実践
 第3章 島嶼間ネットワーク構築の諸実践 ― アモ‐タオハン関係に注目して

●第II部 ビサヤ民俗社会における力の観念の諸相とアイデンティティの構築
 第4章 個に内在する力としてのドゥガン(dungan)と自己
 第5章 ダコン・タウォ(dakon tawo)と移動漁民 ― ダラギット町部エリートの力
 第6章 守護聖人と移動漁民
 第7章 移動の経験と口頭伝承の生成 ― 精霊の力ガフム(gahum)とアイデンティティ
 第8章 海域世界の周縁を生きる人々 ― カラキ(kalaki)の観念をめぐって

 終 章 日常的実践の人類学にむけて

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