ヒンドゥー教徒の集団歌謡

神と人との連鎖構造

ヒンドゥー教徒の集団歌謡
著者 田中 多佳子
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2008/02/29
ISBN 9784790713098
判型・ページ数 A5・468ページ
定価 7,150円(本体6,500円)
在庫 在庫僅少

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地上に顕現した神々とともに遊び、信仰を表現する手段として伝承されてきた北インドの集団歌謡。その歌唱形式を、純粋に音楽として、さらに宗教儀礼として分析し、神と人、人と人の連鎖と永い年月をかけて育まれた叡智を見いだす。積年の労作。
はじめに ヒンドゥー教徒はなぜ歌うのか

序 概要
第1章 研究の概要
第2章 サマージュ・ガーヤンとは

第I部 サマージュ・ガーヤンの音楽構造
 第1章 音楽構造の分析方法
 第2章 サマージュ・ガーヤンの歌唱構造
 第3章 サマージュ・ガーヤンのリズム構造
 第4章 サマージュ・ガーヤンの音階構造
 第I部 小結

第II部 サマージュ・ガーヤンのふるさと
       ― ヒンドゥー教の思想と歌謡の歴史
 第1章 ヒンドゥー教とバクティ思想
 第2章 バクティ思想の流れと宗教歌謡の歩み
 第3章 サマージュ・ガーヤンを育む思想と風土
 第4章 チャイタニヤ派バット寺院とサマージュ・ガーヤン
 第5章 ハリダース派のサマージュ・ガーヤンの概要
 第6章 現代の宗教歌謡の類型
 第II部 小結

第III部 サマージュ・ガーヤンに見る思想と音楽の連鎖構造
 第1章 儀礼の流れとコスモロジー
 第2章 神と人との時間とリーラー
 第3章 詠歌の連鎖とシュリンクラー
 第4章 宗教歌謡におけるラーガ名をめぐって
 第5章 宗教思想と詩型の関係
 第6章 近現代における宗教歌謡の変容

結論 サマージュ・ガーヤンに見られる連鎖の構造

あとがき

付録
索引

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